妊娠中に悪寒を感じたときの対処法について

 妊娠すると身体に異変が起きることがあります。これはホルモンバランスが崩れることにより起きるものなため、致し方ない面があります。
 しかし、悪寒を感じたらそれが妊娠だと思わず、単なる風邪だと考えてしまう人は珍しくありません。
 私の知人にもそのような勘違いをした人がいます。彼女から聞いた話を紹介します。

 事の発端は単なる悪寒でした。ちょうどそのときは冬でしたので、彼女は単に風邪を引いたと思い、安静にすることにしたのです。
 しかし、時間が経ってもいっこうに症状が改善されないことから、彼女は何か悪い病気でも患ったのではないかと考え、病院へ検査を受けに行きました。
 その結果、身体の不調は病気のためではなく、妊娠しているからだというのが判明しました。担当医が言うには、自律神経の乱れやつわりなどで、風邪に似たような症状を起こす妊婦もときおり見られる、ということでした。
 彼女は子供が欲しいと考えていたので、妊娠を歓迎しました。しかし、冬に寒気を感じ続けてもよいのかと言えば、それは別問題です。
 彼女は担当医にどうすればよいのか尋ねました。まだ子供を産んだ経験のない彼女は、そういうときにどうすればよいのか、いまいち判然としなかったからです。
 担当医は身体を温めて、血行をよくするように心がけ、食事は食欲がないのならば、温かい野菜スープなどでとるように、とのアドバイスをくれました。
 妊婦はお腹を冷やしてはいけないというのは、何となく聞いたことがあったので、彼女はそれを承諾しました。言われずとも寒いのだからと、防寒着に身を固めていることも影響していました。
 それからはショウガを入れた野菜スープを中心とした食事が始まりました。つわりで気分が悪い彼女は、重たいものを食べる気が起きず、むしろちょうどよかったと言います。
 時間が経過するうちに、彼女も落ち着きを取り戻しました。春になりつつあったというのも大きかったと彼女は言います。周囲の環境が目に見えて変わっていくことで気分転換ができたのだそうです。
 こういう場合は無理をせずに休むべきだと言って彼女は説明を締めましたが、私もその通りだと思いました。